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わくわく3KEN(健・賢・研)広場⑮(桜の森見学:手ノ子区協議会)  11月1日(水)のわくわく3KEN広場は、「桜の森」見学に行ってきました。今回も手ノ子区協議会長さんとさんさん部会長さんに同行していただき、森や林の役割についてお話を聞かせていただきました。
 高気圧に覆われ、青空が広がる小春日和の1日でした。はじめに協議会長さんからお話を伺いました。                                   「2011年に、震災復興としてJTBと一緒に桜の木を植えたことが始まりで、自分たちのためではなく、地域に残せる森を育てたいという願いの下に「桜の森」の植樹活動を推進してきました。桜を選んだのは、地域のつながりを強くし、興味をもってもらえるきっかけにしたいと考えたからです。しかし、桜がうまく根付くようになるまでには大変なことがありました。腐葉土が少ない土地ではなかなか育ちにくく、植えても枯れてしまう木も多かったのです。専門家からアドバイスをもらい、様々な工夫をしてきました。そうして少しずつ、根付く木が増えてきています。未来へ森林を繋いでいくためにはいくつもの困難があるでしょう。でも、何かをつくるということは時間がかかるということ、地域の人々が興味をもって活動を広げられるようにこれからも活動を繋いでいきたいと考えています・・・・。」
要約すると以上のような内容になりますが、協議会長さんは、遠い未来を見据えて、今頑張るんだという熱い思いを語ってくださいました。
 続いて、さんさん部長さんからもお話を伺いました。部長さんからは資料を準備していただき、2つのことを学びました。以下に要点を記します。
 1点目は、若い伸び盛りの木が二酸化炭素を多く吸収するということ。
*樹木が二酸化炭素を吸収する量と排出する量を表すグラフを見ると、若い木の光合成による二酸化炭素の吸収量が圧倒的に多いことがわかります。そのため、地球の環境を守る「森」の力は、計画的に整備しないと保てなくなってしまいます。
 2点目は、山林を手入れせず放置していると災害の原因になり、被害を大きくするということ。
*昨年8月の水害で小白川の大巻橋と小白川鉄橋が流されました。山形大学災害環境科学研究センターで調査した結果、上流地域から大量の木材と土石流が流されてきたことが災害の要因であることがわかってきました。災害を防ぐためには、河川を拡幅するだけでなく、山林を適切に管理することが大切です。
 秋晴れの青空の下、美しい景色の中で、お二人の方から自然を守ることの大切さを教えていただきました。ありがとうございました。